「子供欲しくない、と思っている女性はどんな心理をしているんだろう?」
「子供欲しくない、と思っている女性の心理を知りたい」
このようなお悩みをお持ちではありませんか?
女性の人生の選択肢が増えている現代では、子供欲しくないと考えている女性が増えています。
この記事では、子供欲しくない女性の心理や本音を紹介します。
子供欲しくないと考えている女性に向けて、パートナー選びのポイントや辛いときの対処法も紹介していくので、参考にしてみてください。
「子供欲しくない」そう思ってしまい辛いという人は、一度プロのカウンセラーに相談してみてはいかがでしょうか?
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子供がいないは不幸ではない
一般的に子供を持つことが幸せであると考えられているため、子供欲しくないという女性は不幸だと思われることが多いのが現状です。
しかし、子供がいないことは必ずしも不幸であるとは限りません。
子供が欲しくない女性は自分の人生を自由に選択し、やりたいことに集中できます。
そのため、キャリアアップするために自ら学び、旅行や趣味、自己投資などの活動に時間を費やすことができるため、充実した日々が得られるのです。
重要なのは、幸せの定義は人それぞれ異なるということです。
子供がいないことで幸せを感じる女性もいれば、子供を持つことに幸せを見出す女性もいます。
子供欲しくない女性は若い人ほど多い
国立青少年教育振興機関が行った子育て願望の調査で「子供欲しくない」と回答した女性の割合は、全体の24.0%でした。
さほど多くないと感じるかもしれませんが、近年では子供欲しくないと考えている女性のなかで、若い世代が増加傾向にあるというのです。
ロート製薬の妊活に対する意識調査「妊活白書」では、18才から29才の男女400人のうち「将来、子供が欲しくない」と回答した割合は49.4%。男女別でみると男性が53.0%、女性が45.6%となっており、女性だけでなく男性も「子供欲しくない」と考える若い世代が多いようです。
キャリアアップやスキルアップに重きを置く傾向があり、経済面の不安を考えるためであるとされています。
参考:https://www.niye.go.jp/kanri/upload/editor/111/File/04kekka.pdf
:https://jp.rohto.com/dotest/committee/hakusyo2022/
子供欲しくない女性の心理とは?
子供欲しくない女性の心理は子供が苦手であったり、自分に似た子供を産みたくないといったことなどが考えられます。
この他にもキャリアアップや自由な時間への強い願望、人間関係の不安、経済的不安など人によってさまざまです。
昔ながらの思想から抜け出せない人にはなかなか理解できないため、子供欲しくないと思うことが悪いことだと辛い気持ちを抱えていることもあります。
ここでは、子供欲しくない女性の心理9つを紹介します。
子供が苦手
子供欲しくないと思う女性のなかには、子供との関わりや育児に対して不安や苦手意識を抱くことがあります。
子供の予測不可能な行動やエネルギーについていけないと感じるため、接し方がわからず苦手意識を持ってしまいます。
女性には母性本能が備わっているからといって、すべての女性が子供が好きと決めつけるのは尚早です。
子供が苦手な女性であっても何ら問題はありませんし、悪意があるわけではないということを頭に入れておきましょう。
幼少期のトラウマを子供に反映する
子供欲しくない女性のなかには、幼少期のトラウマや過去の経験を子供に反映してしまうことも。
幼少期に受けたネグレクトや虐待、家庭内トラブルの頻発、両親の離婚や喪失、学校でのいじめなど原因はさまざまです。
これらの経験が大きな傷となり、子供が自分と同じような経験をしたらと思うと不安になります。
一般的にいわれている「幸せな家庭」が想像できず、子供が産まれてもどう振舞えばいいのかという不安に駆られ、子供欲しくないという結論に至ることも。
こういった場合、結婚願望すらわかなくなってしまうこともあり、子供を産む以前の問題が生じます。
非常にセンシティブな問題なので、親しくもないのに「結婚しないの?」などと言うのは避けるべきです。
自分に似た子供を産みたくない
子供欲しくない女性のなかには、自分に似た子供を産みたくないという心理的な要因が関係していることもあります。
これは自己肯定感が低く、自分に自信を持てないという心理によるものです。
自己肯定感が低いあまり、自身の特徴や性格などを子供が受け継いでしまったらかわいそうだと考え、子供が欲しいと思えなくなります。
自分に自信を持てないため、すべての遺伝子が受け継がれるわけではなくても踏み出す勇気が持てないのです。
また、子供と接することが好きな女性であっても、自分の遺伝子を引き継いだ子供をかわいがれるかと不安になる人もいます。
→自信をつける方法は?仕事にも活かせる簡単な方法を紹介
→自己肯定感の低い人がめんどくさい理由は?特徴を知って対策しよう
子供に縛られたくない
子供が欲しくない女性のなかには、自分の自由な時間を大切にしたいと考えている人も多いです。
子供の世話や教育など子供を持つことで日々のスケジュールが大きく変わり、時間と労力が必要になります。
自分の時間や趣味、仕事などに対する自由を制約されることが窮屈になるのです。
子供の世話ではなく、自分の時間を優先することに罪悪感を感じながら生きることに不安を感じる人もいます。
子供の面倒をみる自信がない
子供欲しくない女性のなかには親になる覚悟が持てず、出産や育児の責任やプレッシャーを感じている人もいます。
子供の健康や幸せを考えると、親になる覚悟が持てないまま子供を持つことにためらいを感じます。
子供を持つ覚悟が持てないことや育児に伴うプレッシャーを感じることは自然なことで誰もが感じることです。
しかし、こういった感情が人一倍強いからこそ、子供の面倒をみる自信が持てないのです。
キャリアアップしたい
子供欲しくない女性のなかにはキャリアアップに注力したいと考え、子供を持つことでその目標が妨げられてしまうのではないかと悩むこともあります。
近年では女性の活躍やキャリア形成をサポートする企業も増えているため、仕事に力を入れている女性が増えています。
子供を持つことは多くの時間や労力が必要になるため、仕事への集中力やキャリアアップに支障がでると感じるのです。
また、キャリアアップしたいと考える女性は、「成長したい」「スキルを磨きたい」と向上心が高い人が多いです。
子供を持つことによって生活のバランスが崩れ、自分が成長するための時間が取れなくなることを懸念します。
女性だからといって子供を産むという選択のみを強いられることは差別的な考えでもあるので、こういった心理を尊重してもよいのではないでしょうか。
ママ友などの人間関係を築く自信がない
子供欲しくない女性のなかには、子供を持つことで築かれるであろう親同士のつながりや交流に対して不安を感じる人もいます。
子供を持つことで保育園や学校に通うようになれば、親同士が集まる機会が増えていきます。
こういった交流は子供の成長に関する情報共有や支え合いの場として重要ですが、人によってはママ友との交流に不安を感じるのです。
社交性に自信がない、他の親との共通の話題が見つけられないなど、社交的ではない人にとっては苦痛を感じることになります。
しかし、親同士のつながりは子供の関係にも影響を与えることがあるため、ママ友との付き合いは避けては通れません。
近年ではマウントの取り合いなどが話題になっているため、巻き込まれたくないと感じる人が多いのも無理はないでしょう。
経済的な不安がある
子供を欲しくない女性のなかには子供を育てるために必要な経済的な負担や責任を感じ、その負担を十分に果たせるか不安に思います。
子供を育てるには教育費や医療費、生活費など多くの経済的な負担をともない、子供の成長に応じて必要な費用も増えていくため、経済的な不安は多くなる一方です。
そのため、子供に不憫な思いをさせたくないと考え、子供欲しくないという心理が働きます。
自分の生活にかかるお金を工面することに精一杯なため、子供を産んで育てるための資金をイメージできず、不安だけが残ってしまうのです。
子供が欲しくてもできないことを隠している
子供欲しくないということをアピールしているものの、社会的に感じるプレッシャーや偏見などから子供ができにくい状態であることを隠している可能性も。
一般的に女性は結婚して子供を持つことが正常であると考えられているため、子供が欲しくても、できなければ偏見の目を向けられることもあります。
他人の理解を得られないことがわかっているからこそ、子供欲しくないと虚勢を張ってしまうのです。
子供ができにくいことを知らなかったとしても、一般的な考えを押し付けることは正しいのでしょうか。
子供欲しくないと言う女性のなかには、子供が欲しくてもできないことを隠していることもあるので、安易な発言には気をつけましょう。
子供がいないメリットとデメリット
子供がいない女性は自由な時間や金銭的な余裕、キャリアアップのチャンスが多いなどのメリットがあります。
その一方で、偏見の目で見られるなどのデメリットが生じることもあります。
子供を持つかどうかは個人の価値観によりますが、自分の人生の目標や幸せを追求することが大切です。
ここでは、子供がいないメリットとデメリットを紹介します。
子供がいないメリット
子供がいないメリットは自由な時間と余裕があることです。
子供がいないと趣味やキャリアアップのための勉強に時間を割くことができ、リラックスする時間を大切にできます。
また、金銭的な余裕も子供がいないメリットの一つです。
子供の教育費などの負担がないため、経済的な負担が減ることで自己投資する余裕もできるでしょう。
一時期話題になった老後2000万円問題、貯金やつみたてNISAにも回せますね。
子供がいないデメリット
子供がいないデメリットは、パートナーと子供の成長や喜びを共有できないことです。
また、子供欲しくないという心理は一般的な考え方ではないため、理解されずに辛い思いをします。
子供ができなくてかわいそうと見下され、なぜか同情されるという結末になりかねないため、常に世間の目と戦う必要があるのです。
やはり子供の成長を見られないことが残念です。
子どものために仕事を頑張ろうなどの気持ち維持にもなります。
子供欲しくない女性への偏見がある理由
子供欲しくない女性に対する偏見が強くなる原因は、女性であれば子供を産むのが当たり前という固定概念にあります。
子供を産むことが女性の「自然な選択」とされ、それに反した選択をすれば非難の対象になります。
また、結婚をして子供を産むことが幸せの基準であることも偏見が強くなる一因です。
子供欲しくない女性に対する偏見は、家族や親族からの期待によって感じることもあります。
親や祖父母世代からは「子供を持つことが人生の目的」という価値観があり、それに反する選択はなかなか理解してもらえないのです。
子供欲しいと思えないことが辛いとき
子供が欲しいと思えないことは社会的な価値観に反する心理と判断されることで思い悩んでしまい、辛いと感じることも少なくありません。
偏見の言葉を投げかけられることもあるため、自分の感情と向き合うことが難しいときもあるでしょう。
なかなか理解されずに辛くなってしまうこともありますが、他人の意見に振り回されず、自分が幸せと思える選択をすることが大切です。
ここでは子供が欲しいと思えないことが辛いときの対処法を4つ紹介します。
自己否定しない
子供が欲しいと思えないことが辛いときほど、自分を否定してしまうことがあります。
しかし、自分を責めたり、他の人と比べる必要はありません。
人にはそれぞれの考え方があり、子供欲しくないという思想だけを否定することが正しいという訳でもありません。
自分の価値観を大切にし、「子供欲しくないという心理は間違ったことではないんだ」と捉え、自分の人生に自信を持ちましょう。
他人の意見に振り回されないようにする
周囲からの意見や期待に惑わされず、自分の感情や願望を尊重しましょう。
人からの意見は参考になることもありますが、価値観の合わない人と無理に付き合っていく必要はありません。
考え方が異なる人と無理して付き合うことは精神的にも疲れやすくなり、骨が折れます。
探そうと思えば自分の価値観に合った人がきっと見つかるはずです。
他人に振り回されすぎないように、自分を大切にしていきましょう。
自分の幸せとは何か再確認する
子供が欲しくないと思うことが辛いときは、自分の幸せとは何なのかということを再確認してみましょう。
子供を持つこと以外にも夢中になったり、楽しいと思えることがたくさんあります。
人それぞれ幸せを感じるものはさまざまで、自分の趣味や仕事など、情熱が持てるものに時間や労力を注ぐことが幸せと感じる人もいます。
他人と比較しすぎないようにし、自分が幸せと感じる道を追求しましょう。
将来の不安を取り除く
子供が欲しくないと思うことが辛いと感じる理由として、将来の不安が原因になることもあります。
将来に対する不安を取り除くには、お金や介護などの具体的な計画を考えることが重要です。
早い段階からお金や介護など不安に感じることの対策を行い、自分にとって最善の道を見つけましょう。
心配事を解消するために必要なステップを踏むことで、安心感を得ることができます。
結婚前提のパートナーを探すときのポイント
子供が欲しくないと考える女性が結婚前提のパートナーを探す際は次のようなポイントをおさえておきましょう。
- 子供欲しいか確認をしておく
- 2人で楽しめる環境を作る
将来のビジョンや共通の目標など似ている価値観を持っているか、お互いの意見や感情を尊重し合える関係が築けるかなどを見極めることが大切です。
ここでは、子供欲しくない女性が結婚前提のパートナーを探すときのポイントを解説します。
子供欲しいか確認しておく
結婚前提でパートナーを探す際には、子供が欲しいと思うかどうかを確認しておくことが重要です。
子供が欲しいかどうかは個人の自由に値しますが、人生を共にするパートナーであれば価値観が一致していないとトラブルのもとになります。
最初は子供欲しくないと言っていても、人間は生きていれば価値観が変わることもあります。
付き合う前はもちろんのこと、付き合った後もふとした瞬間にさりげなく確認するようにしておきましょう。
2人で楽しめる環境を作る
子供が欲しくないと考えている場合、子供がいなくても2人で楽しめる環境を作れるような努力も必要です。
子供がいない生活は自由度が高く、結婚後も夫婦2人で共通の趣味や時間を楽しめます。
互いの興味や関心のあることを尊重し、一緒に楽しめる趣味の時間を作るとよいでしょう。
近年では子供を産まずにペットを家族として迎える人も多いです。
お互いに動物が好きであれば、子供がいなくても充実した毎日が送れるでしょう。
子供がいなくても2人にしかわからない価値観を共有することで、充実した夫婦生活の中で幸せを感じることができるはずです。
子供欲しくない女性の心理についてのまとめ
子供欲しくない女性の心理はさまざまで、その人の経験や価値観によって異なります。
子供が苦手だったり、幼少期のトラウマを子供に反映させたくないと感じる人もいます。
一方で、子供の面倒をみる自信がないと感じたり、キャリアアップや人間関係の構築に不安を感じるも。
経済的な不安や、子供を望んでいてもできない現実との葛藤で苦しむ人もいます。
子供欲しくない女性には偏見があるのも事実ですが、個々の選択や幸せの定義は多様であり、すべてを人に合わせる必要はありません。
子供欲しくない女性の心理に対し、尊重と理解を持つことが大切です。
もし「なぜ、子供欲しくないと思ってしまうんだろう」と悩んでいるときは、プロのカウンセラーに相談してみませんか?
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