「アドラー心理学には、人間関係を解消する名言ってある?」
心理学の三大巨頭の一人、アドラーの提唱する心理学は「勇気の心理学」とも呼ばれています。
「やりたいことがあっても勇気がでない」「人間関係がうまくいかない」そんな悩みを持っている方におすすめなのがアドラー心理学です。
今回はアドラー心理学の考え方、そして人間関係に役立つアドラー心理学の名言を紹介します。
やる気が出ず困っている方や座右の銘を見つけたい方にも参考にしていただける内容となっていますよ。
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アドラー心理学をわかりやすく解説
アドラー心理学は、精神科医であるアルフレッド・アドラーによって提唱された心理学です。
自己啓発の父とも呼ばれるアドラーは、『人を動かす』などで有名なデール・カーネギーと近い考え方をしています。
アドラー心理学では、人間の悩みの原因は全て対人関係にあると考え、幸せになるには困難を克服する勇気と他人への共感と思いやりが大切と説いています。
また、アドラー心理学では「目的論」を基本的な考え方としています。
アドラーはもともとフロイトのもとで心理学の研究をしていましたが、二人の考え方に違いが生じ決別します。
フロイトは人が行動する理由を、原因があるからだと考えました。
対するアドラーは、人は目的があるからこそ追及のために行動するという考え方をもっています。
アドラー心理学から得られることは、自分の歩む道は自分で決めているということです。
アドラー心理学を学ぶことで、今後の人生をより良くするにはどう生きるべきかが明確になり、勇気を持ってさまざまなことに取り組めるようになりますよ。
アドラー心理学の人間関係を解消する名言を紹介
アドラー心理学では、自分の考え方で人生を変えることができると教えてくれます。
- 「対人関係で悩んでいる」
- 「うまく伝わらない」
- 「勇気が欲しい」
そんな方にアドラー心理学に関する名言を紹介します。
人間の悩みは対人関係と考えるアドラー心理学では、人間関係解消に繋がる名言がたくさんありますよ。
名言や格言に触れて心を軽くしたら、前に進む勇気も沸いてくるはずです。
ひとつずつ見ていきましょう。
嫌われる勇気に関する名言
ベストセラーとなった『嫌われる勇気』から名言を4つ紹介します。
あなた自身が変われば、世界はシンプルな姿を取り戻します。問題は世界がどうであるかではなく、あなたがどうであるか、なのです。
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あなたは他者の期待を満たすために生きているのではないし、わたしも他者の期待を満たすために生きているのではない。他者の期待など、満たす必要はないのです。
https://atsukuteyurui.com/kirawareruyuki_meigen
誰とも競争することなく、ただ前を向いて歩いていけばいいのです。
https://meditabrog.com/mind/
もちろん、他者と自分を比較する必要もありません。
ありのままの「このわたし」を受け入れること。そして、変えられるものについては、変えていく”勇気”を持つこと。それが自己受容です。
https://atsukuteyurui.com/kirawareruyuki_meigen
アドラー心理学では、人生はシンプルなものだと説いています。
人生や世界が複雑に見えるのは、自分が複雑に考えているからです。
考えすぎず、ありのままをしっかりと観察してみれば、世界も人生もシンプルであることがわかりますよ。
また嫌われることを恐れず、他人と比較をしないことも大切です。
自分の人生を自分のために生きると決めると、前向きな気持ちになれますよ。
怒りや悲しみなど感情に関する名言
人間の感情に関する名言を4つ紹介します。
自分の感情で人を動かすのは子供
https://simple-work.pro/alfred-adler-words/
相手の感情を動かして人を動かすのは大人
自分の感情に気づけるようになれば、
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独り立ちした証拠である。
すべての人は劣等感を持っている。しかし、劣等感は病気ではない。むしろ、健康で正常な努力と成長への刺激である
https://cocology.info/adler-quotes/
カッときて自分を見失い怒鳴った、のではない。
https://okatanku.com/ikarisihai/
相手を「支配」するために
「怒り」という感情を創り出して利用したのだ。
アドラー心理学では、劣等感をポジティブな感情に変えることができると考えます。
努力や成長へのきっかけは、劣等感を抱き相手に対し優越性を持ちたいと感じたときです。
また、アドラー心理学では感情に段階があると考えます。
感情には不安や悲しみなどの一次感情があり、二次感情に怒りがあります。
一次感情が満たされないときに、怒りという形で感情を表現するそうです。
怒りが湧いてきたときに、感情的にぶつけては子どもと同じです。
怒りをぶつけるのではなく不安や悲しさなどの一次感情を伝えることで、コミュニケーションが円滑にすすみ、相手の心も動かすことができますよ。
育児や職場で役立つ伝え方に関する名言
「なにもしてくれない」という悩みは
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自分の事しか考えていない証拠である。
「よくできたね」と褒めるのではない。「ありがとう、助かったよ」と感謝を伝えるのだ。感謝される喜びを体験すれば、自ら進んで貢献を繰り返すだろう。
https://xn--u9jugwa1d7ayc2k.jp/types/9/people/286/words/25549
意見が食い違っても、批判してはいけない。
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違いがあるのは当然であり、違いを許容しなければいけない。
アドラーの心理学では、褒める代わりに感謝の気持ちを伝えることが大切だと説いています。
なぜなら「ありがとう」という言葉をかけられると、人は自分に価値があると思えるからです。
自分に価値があると感じると、課題に立ち向かっていく勇気を持つことができるので、感謝を述べるということは部下や子供に対して有効ですよ。
その他にも、より良い家庭を築き仕事を円滑に進めるためには、相手に響く言葉を知ることが重要です。
響く言葉は、相手の性格や価値観によってまったく違います。
ピンポイントで相手に伝わる伝え方を知るには、性格統計学が役に立ちますよ。
響く言葉を知り活用したい方は、12万人の統計データを基にした性格別の伝え方を学べる、伝え方コミュニケーション初級検定がおすすめです。
座右の銘にしたいアドラー心理学の言葉や名言
アドラーの名言や格言には、心を前向きにするものが数多くあります。
自分にとっての座右の銘が見つかっていない方は、アドラーの言葉から選んでみてはいかがでしょうか。
自身の座右の銘となる言葉を見つけておくと、苦しいときに自分を励まし、心の支えとなってくれますよ。
ここでは、辛いときや苦しいときに背中を押してくれる、アドラー心理学のやる気を引き出す名言と、心に響く短い名言や格言を紹介します。
響く言葉を見つけたら、座右の銘として心に刻んでみてくださいね。
やる気を引き出す名言
モチベーションの維持は難しいものです。
アドラー心理学の名言には、やる気を引き出す力もありますよ。
劣等感は目標を持っている証拠、
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何かを目指しているから劣等感を感じるは当然なのだ。
苦しみから抜け出す方法はたった一つ
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他人の役に立つことだ。
「自分になにができるか」を考え、実行すればいい。
同じ組織の中の評価を気にする必要はない
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社会というもっと大きな市場で価値の高い人間になればいい。
「失敗ばかり」なのは
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「たくさんチャレンジしている」からだ。
「やる気がなくなった」のではない。
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「やる気をなくす」という決断を自分でしただけだ。
「変われない」のではない。
「変わらない」という決断を自分でしているだけだ。
アドラー心理学では、今を生きることが大切だと考えます。
今を生きることで、将来への不安を抱くことがなくなりますよ。
また、他人の評価を気にするとやる気がそがれ、勇気もなくなります。
他人の評価を気にするのは、自分をより良く見せようとするからです。
今の自分を認め、今の自分ができることに集中しましょう。
心に響くアドラーの短い名言
短い言葉は心に残りやすいですよね。
心に刻みたい、アドラーの短い名言を5つ紹介します。
もっとも重要な問いは「どこから」ではなくて「どこへ」である。
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自分の不完全さを認め、受け入れなさい。相手の不完全さを認め、許しなさい。
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大切なことは何が与えられているかではなく、与えられているものをどう使うかだ
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勇気を失うと困難から逃げてしまう
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困難を解決することで勇気や自尊心を持ち、自分自身を知ることができる。
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人は、過去の原因ではなく未来にある目的について感情を生み出し行動を起こす、というのがアドラー心理学の考えです。
過去に縛られていては、前向きには生きられません。
これからどうするかを考え、未来に向かい行動を起こしましょう。
また自分を許すことで、他人も許すことができます。
自分と他人の弱みを受け入れることが、勇気を持って人生を歩む第一歩ですよ。
アドラー心理学の名言を紹介のまとめ
アドラー心理学の考え方と名言について紹介しました。
アドラー心理学の考え方は、対人関係で悩んでいるビジネスパーソンにも子育てに悩んでいる主婦の方にも共感できるものばかりです。
自分の人生に対する決断は自分がしているのだという自覚を持ち、どんな自分になりたいか、これからの人生をどう歩んでいきたいかを考えてみましょう。
世界はシンプルです。
複雑に捉えず、今できることを積み上げていきましょう。
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