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生活のためのお金さえなくなってしまい、借金しなくてはいけない状況になるかもしれません。
しかし、家族が買い物依存症かどうか分からないし、どう対応するべきかも悩みますよね。
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買い物依存症の特徴
買い物依存症は、無理な買い物行動や買い物に関連する強い欲求や行動が繰り返され、自分でコントロールできない状態です。
だんだんと買い物する金額や頻度が度を超し始め、買いたい欲求を抑えられなくなっていきます。
買い物依存症は身近な人、特に家族に影響を及ぼします。
支払い能力以上の買い物をしてしまうため、その清算を家族が負担する可能性があるためです。
そんな状況になる前に、本人だけでなく家族も一丸になって買い物依存症の克服に取り組む必要があります。
買い物依存症の特徴はいくつかあり、ここでは一般的なものをいくつか紹介していきます。
女性に多い
買い物依存症は女性に多く見られる傾向にあります。
女性は一般的に買い物やファッションに対する興味や関心が高く、広告や友人関係などによって買いたい欲求が刺激されやすいです。
また家庭内や子育てなど、日常生活にストレスを感じやすいというのも関連しています。
ストレスを感じやすい上に、発散する方法が見つけられないと、買い物で発散しようと思いやすくなります。
また買い物依存症は個人の性別だけでなく、日常生活や人間関係などさまざまな要因が関与しています。
性別問わず、買い物依存症の特徴が見られる場合には注意しましょう。
自分に自信がない
買い物依存症は自信がない人にも多く見られます。
買い物を行うと一時的に自己肯定感が上がったり心が満たされる感覚になります。
多く見られるのは、自分への不安や不満を解消するために、外見やスタイルを良くしようとすることです。
しかし、見た目だけをどんなに着飾っても、心が満たされなければどんどんエスカレートし、自分ではコントロールできなくなります。
また、自分に自信がない人は対人関係に悩みを抱えている人も多いです。
自分の言いたいことが言えなかったり、周りの顔色を伺ったりしているうちにストレスが溜まり、買い物で発散しているうちにやめられなくなってしまうということもあります。
買い物依存症の兆候
買い物依存症の兆候はいくつかあります。
もし買い物依存症の兆候が見られ、何度も繰り返していたり、本人が制御することが難しいと感じた場合は専門家の助言やサポートを早めに受けることも大切です。
また買い物依存症は、突然発生するわけではなく徐々にエスカレートしていきます。
早めに兆候に気付くことで、適切なサポートを早期から開始することが可能です。
その結果、買い物依存症が重度になる前に克服できるかもしれません。
それでは買い物依存症の兆候について説明していきます。
買い物をしないとイライラしてしまう
買い物依存症の人は、買い物をしないとイライラや不安を感じることがあります。
このようなイライラは買い物への依存や物質的な所有に対する欲求が満たされないことが原因です。
イライラしてしまうのは、脳の働きも関係しています。
過度な買い物を行うと脳内でドーパミンという神経物質が分泌されます。
ドーパミンは快楽物質のため、過度な買い物が習慣化すると快楽や喜びを感じやすくなります。
しかしドーパミンは永続するものではなく、だんだんと脳内で分泌されなくなります。
今まで感じられた喜びが感じられず、満たされない状態やイライラした感情が増し、さらに買い物に手を出すことになってしまいます。
このような脳の働きにより、依存症になってしまうのです。
1回の買い物で大量に買ってしまう
1度の買い物で大量に買ってしまうことも買い物依存症の兆候としてよくあります。
安い商品を大量に買い込んでしまうことを繰り返したり、必要のない物をたくさん買ってしまうといったことです。
また、優先順位が低いものにお金を使ってしまうことも注意です。
たとえば光熱費や家賃の支払いをしなければいけないのに、全く関係のないものを買ってしまう。
このような優先すべき支払いの順番を守れないことも買い物依存症の可能性があります。
買い物したことを後悔したり罪悪感がある
買い物依存症の人は、買い物をした後に後悔や罪悪感を感じることがあります。
買い物をしている最中は気分が高揚し、満たされた感覚になります。
しかし買い物を終えたとたん、経済的な負担や無駄なものを買ってしまった自分への責任などを感じ、罪悪感を引き起こします。
この罪悪感や後悔を積み重ねることは、自己嫌悪感を高めることになります。
自己嫌悪感とは、自分自身に対して否定的な感情や評価をもつことです。
この自己嫌悪感が増していくと、日常生活や心理的な健康に支障をきたす恐れが高いため、注意が必要です。
買い物依存症の見分け方
続いては、買い物依存症の見分け方について説明していきます。
買い物依存症はひとりひとり、依存度も原因も対策もさまざまです。
依存症の特徴と見分け方を合わせ、自分もしくは家族の行動にあてはめて、個別のケースを判断する必要があります。
買い物依存症は、精神面にも病気を抱えているケースも多いです。
個人の状態によっては、専門家などに相談した上で正しい判断を行うことも大切です。
今からお話しする内容は一般的な買い物依存症の人のパターンです。
買い物したことを知られないようにする
買い物依存症の人は、買い物したことを知られないよう、買ったものを隠すことがあります。
理由は主に以下になります。
- 罪悪感や恥ずかしさを感じるため
- 金銭的な問題や経済的な負担を他人に隠すため
- 自己イメージ保持のため
こういった理由から、買い物したことを人に知られるのを恐れる傾向があります。
買い物依存症の人は他人の評価に敏感な人も多く、周りの人からの非難や批判を避けることがあるため、家族の知らないうちに大量に必要のないものが溜まっている可能性もあります。
お金を借りてまで買い物をする
買い物依存症の依存度が上がっていくと、借金をしてまで不必要なものを買い漁り始めます。
無制限な買い物を行い、自制が効かない状態になっていれば、買い物依存症の状態といえるでしょう。
消費者金融から借りたり、友人や知人から借りたり、闇金にまで手を出してしまうこともあるため、自己破産する場合もあります。
ここまで買い物依存症が悪化した場合には、本人の意思で解決できる問題ではなくなります。
家族や近しい人たちも一緒に買い物依存症に向き合っていく必要があります。
適切な医療機関や専門機関に受診し、正しい知識をもった上で対応していきます。
うそをつく
自分の買い物行動や経済的な状況を隠すため、または他人からの避難や批判を避けるためにうそをつくことがあります。
また家族の関わり方に問題があるケースもあるので気をつけましょう。
たとえば
- 荷物が届くと「また買ったの?」と問い詰めるような声かけをする
- 催促状を本人より先に確認し、問いただしたり、避難するような言葉をかける
このように本人が追い込まれてしまうような声かけを行っていると、当然本人はやめることのできない買い物を隠すようになります。
これでは信頼関係も築けず、買い物依存症は悪化してしまうかもしれません。
このような声かけは控えましょう。
部屋が汚い
部屋が汚かったり、物が散乱しているような場合も注意が必要です。
買い物依存症の人は、商品を大量に買ってしまうことがあり、さらに買った物は使わないことも多いです。
そのため、買い物依存症が悪化すればするほど、部屋の中が物であふれてしまい掃除もできなくなります。
一緒に住んでいる家族が部屋を片付けることもできますが、根本的な解決にはなりません。
買い物依存症の人の中には、部屋が汚いという事実さえ認識できていない人もいます。
家族や身近な人の声かけでは反発してしまこともあるため、第三者の立場の人が客観的に教えてあげることが効果的です。
買い物依存症の治し方
買い物依存症は、自分自身の努力で治る病気ではありません。
依存症と一緒に精神的な病を併発していることもあるため、その場合には医療機関の受診も必要です。
また、専門機関ではさまざまな治療方法にアプローチし完治を目指します。
個人の環境や依存度の高さによっても治し方は変わってきます。
比較的軽度であれば、本人の努力と家族のサポートで治すことができる可能性もあります。
今回は本人が取り組むことができる買い物依存症の治し方について説明していきます。
クレジットカードを使わない
クレジットカードを使わないようにするのはとても効果的です。
少なくとも本人が管理できないようにしましょう。
現金でしか買い物ができないとなると、今持っている残金が把握できます。
残金が少なければ、「買ってはいけない」「買うことができない」との自制心がより働きます。
しかし、重度の買い物依存症の場合には物理的に買い物を制限すると悪化することも考えられます。
借金をしてまで買い物をしてしまうからです。
クレジットカードを使わないことは、買い物依存症が軽度なら効果があるかもしれませんが、依存度が高い人にはこういった対策と同時に専門機関の受診などが必要です。
ストレス発散方法を見つける
買い物依存症の人は、日々感じるストレスを買い物によって発散させています。
さらに買い物がやめられなくなった場合には、それ自体がストレスにもなります。
大きな買い物になればなるほど、家計は切迫し、日常生活に支障をきたすからです。
買い物がやめられない自分を責め、さらにストレスを抱え込むことも考えられます。
このようにストレスは買い物依存が増すほどに増加してしまうため、まずは買い物以外のストレス発散方法を見つける必要があります。
たとえば習い事を始めてみたり、集中して取り組めるような趣味を見つけるのも効果的です。
また、身近な人とコミュニケーションをとり外出してみたり、自然に触れてみることもストレス発散につながります。
日記をつける
日記をつけることも買い物依存症には効果的です。
日記をつけることで、自分の行動や感情、買い物をしたくなるパターンなどを客観的に確認することができます。
日々の買い物の記録を記しておけば、自己認識を深め「なぜこの時買い物をしたのか」と振り返ることが可能です。
また、日記を書くことでストレスの軽減にもつながります。
買い物依存症にはマイナスな感情やストレスが関与していることが多いため、そういった感情を日記に書き出すことで気持ちの整理や発散ができます。
日記をつけることで自分自身と向き合ううちに、自分なりの対処法なども見えてくる可能性もあります。
買い物依存症の家族への対応は
買い物依存症は本人だけでなく身近にいる家族にも大きな問題であり、一緒に克服することが重要です。
大切なことは買い物依存症を抱える本人とコミュケーションをとり、一緒に解決していくことです。
また必要に応じて医療機関や専門機関へ一緒に受診してあげると安心です。
専門家の助けを借りることで、サポートする家族自身も追い込まれないような対策が必要です。
ここでは、買い物依存症の家族にできる一般的な対応方法について紹介していきます。
正しい知識を身につける
最も必要といえるのは、正しい知識を身につけることです。
買い物依存症は病気であり、本人だけで解決できることはほとんどありません。
適切なサポートをするためにも、正しい知識を身につけ根気よく支えてあげることが必要です。
また、買い物依存症だけでなく、うつ病などの精神的な病気を併発している場合もあります。
その際にも併発している病気の知識を身につけ、適切に対応することが大切です。
間違った対応を続ければ、依存症の悪化だけでなく、他の病気にも悪影響を及ぼしてしまいます。
受け止めてあげる
家族がサポートする上で重要なことは、買い物依存症に悩んでる家族を受け止めてあげることです。
苦しんでいることに理解を示し共感することで、本人はとても楽になります。
また受け止めてあげるために必要なのは、コミュニケーションをとることです。
買い物依存症の家族の気持ちや心の状態を把握し共有することで、よりサポートしやすくなります。
買い物依存症の家族と心を通わせた上で、一緒に予算の管理をしたり、健康的な活動や趣味などを共に行うこともよいでしょう。
そうすることで、本人のストレスや負担が減り、買い物依存症の克服に向けて意欲が湧きやすくなります。
買い物を過度にやめさせない
買い物依存症を治したいからと、過度に買い物をやめさせることはよくありません。
極端に押さえつけてしまうと、その反動も大きくなってしまいます。
重要なことは、お金の使い方を再認識してもらうことです。
買い物依存症の人は、いらないものまで大量に買ってしまう傾向にあるため、「今必要な物なのか」というのを見極められるようになることが大切です。
そうすることで、浪費を防ぐ予防になります。
こう言った対応を行なった上で、精神的な部分の改善を図るとよいでしょう。
買い物依存症の特徴とはのまとめ
買い物依存症の特徴は以下の通りです。
- 女性に多い
- 自分に自信がない
- 隠れて買い物する
- お金を借りてでも買い物する
- 部屋が汚い
家族の中に買い物依存症の人がいる場合は、あなたのサポートが必要になります。
しかし、お互いにすれ違ってしまうケースも多いので、買い物依存症の家族とは関わり方を考える必要があるでしょう。
家族との関係に悩んでいる場合は、カウンセリングを受けてみてください。
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