- 会話のない夫婦って、どれくらいの離婚率があるの?
- このままだと離婚してしまう?
結論から言うと、会話のない夫婦の離婚率は高まってしまう恐れがあります。
今回の記事では、会話のない夫婦の離婚率が高い理由や特徴を紹介していきます。
「会話のない夫婦の離婚率って高いのだろうか」という不安や悩みを持っている人や気になる人は、ぜひご覧ください。
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会話のない夫婦の離婚率が高い理由
この項目では、具体的にどういう部分が会話のない夫婦の離婚率の高まりに繋がるのかというのを紐解いていきます。
なお、その理由は1つだけではありません。
- 価値観の擦り合わせができない
- 感情面での問題
- 基本的なコミュニケーション
以上が会話のない夫婦の離婚率が高まってしまう恐れがある理由です。
1つ1つ丁寧に、夫婦間の会話がないと離婚リスクが上昇してしまう理由について見ていきましょう。
価値観の不一致
夫婦間の会話がないということは、相手の価値観や考え方を知る機会がないということに他なりません。
人間誰しも、異なる価値観を持っているものですよね。
似たような価値観・考え方を持っている相手であっても、一緒にいると、自分とは合わない一面に遭遇してしまうこともあるでしょう。
夫婦双方が異なる価値観を持っていることを自覚し、それを把握しないまま生活することは、争いや誤解を引き起こす原因となります。
どれだけ長く相手と共にいたとしても、お互いについてしっかりと向き合う機会がなければだんだんと心の距離は開いていってしまいます。
寂しさや不信感
配偶者との会話がないと、感情や考えを相手に伝えられる手段がないということになります。
誰よりも一緒の空間にいる時間が長くなるのが夫婦というものですよね。
にも関わらず、一緒にいるのに何も会話を交わさないまま時間を過ごしていくことで、寂しさや不信感が蓄積しやすくなります。
「無言の時間が気まずい」
「目も合わせないまま毎日が過ぎ去っていく」
そういう積み重ねによって、会話のない夫婦は離婚率が上がってしまう可能性が高いのです。
コミュニケーション不足
「おはよう」
「今日はこういうことがあったよ」
日々のあいさつや、日常会話というのは基本的なコミュニケーションであると言えます。
同じ時間を過ごしているからと言って、相手の気持ちを全て理解できるかというと、そういうわけではありませんよね。
相手の考えていること、価値観などをしっかりと擦り合わせていくことで相互理解を深めていきます。
基本的なコミュニケーションが不足すると、夫婦関係が希薄化し、お互いの理解が進まなくなってしまうのです。
会話がない夫婦の特徴
会話がない夫婦というのは、具体的にどういう特徴があるのでしょうか。
「喧嘩をすると、仲直りするまでは会話がない」
そういった場合は、慢性的な「会話がない夫婦」とは言えない可能性があります。
どういう状態の夫婦が、会話のない夫婦に該当するのか、この項目では詳細に読み解いていきます。
あなたと配偶者が現時点において、どういう状態なのかをしっかりと把握するためにも、この項目を確認してみてください。
現状を把握することが、問題解決の第一歩になります。
1日の出来事を共有しない
「今日はこういうことがあった」
「どういう気持ちになった」
夫婦どちらも相手に対して、上記のような出来事・感情の共有をしないままで終わってしまう。
それが日常的なものとなってしまっており、それを当たり前のものだと感じてしまうような状態になっているのは非常に危うい状態であると言えます。
孤立感が広がってしまい、一緒にいるにも関わらずたった1人で問題解決をしなければならないと悩み・苦しみに陥ってしまう恐れもあります。
相手に何も相談できないままでいるというのは、とても寂しいものです。
基本的なあいさつですら交わさない
「おはよう」
「いってきます」
「おかえり」
「おやすみ」
そういった日常的なあいさつを交わすというのは、一緒に住んでいる人として当然のことであると言えます。
相手がまだ眠っている時間に出勤・帰宅ということなら話が別ですが、毎日基本的なあいさつをしない状態が続いているというのは危機感を抱いても良いかもしれません。
相手へのあいさつが欠如してしまうと、感謝や思いやりが薄れていき、夫婦関係が冷え切ってしまいます。
会話のない夫婦であっても、あいさつくらいは交わすと思いきや、それすらない夫婦も多いのです。
スキンシップの欠如
相手との身体的な触れ合いが少ないと、感情の表現が難しくなってしまう恐れがあります。
本当の気持ちを相手に伝えたいと思っても、身体的な距離が遠いことで心の距離が広がってしまっており、なかなかそれを相手に伝えられない状態。
そういう状態が続いてしまうと、「もう一緒にいる意味がない」という考えに至ってしまい、結果として離婚することになる可能性が高まるのです。
スキンシップが極端に少なくなってしまうことが、夫婦としての信頼関係の破綻に繋がります。
ふとした瞬間、相手に対してちょっと肩を叩いてみたり、手を繋いでみたり。
そういったスキンシップすらないのが会話のない夫婦の特徴の1つです。
子供を通じてしかコミュニケーションを取らない
「この日は予定があるか、パパに聞いておいて」
「一緒に遊びに行くけど、この日ママはどうするのか聞いておいて」
子供にそういう会話を持ちかけ、子供が夫婦の会話の橋渡し役になっているという状態に陥っている場合もあります。
また、子供が中心の生活になり過ぎてしまっているため、お互いに子供を通じてしか話すことがない状態になってしまっている「会話のない夫婦」もいるようですよ。
子供だけが注目するべきことになってしまっており、お互いに対する注目度が極端に減少してしまった結果、「子供を通じてしか会話をしない・できない」状況が生じてしまうのです。
会話不足が引き起こす心理的影響
夫婦の結束を深めるためには、会話による相互理解が必要であるというのは、これまでの項目でもお伝えしてきました。
「ただ会話が不足しているだけだから……」と、あなどっていてはいけません。
その影響は夫婦関係において深刻な問題をもたらし、最終的には離婚へと繋がることがあると思っておいて良いでしょう。
会話の不足を感じたときには、早めに問題に取り組み、感情や考えをオープンに共有することが重要です。
この項目では、夫婦の間における会話不足によって生じる心理的な影響を、具体的に確認していきます。
孤独感と寂しさ
夫婦がコミュニケーションを怠ると、お互いに孤独感と寂しさを感じやすくなります。
感情や考えを共有できない状態では、パートナーとの結びつきが薄れ、心の距離が広がる傾向があります。
この孤独感は、感情の共有や理解が不足することで更に深まり、夫婦双方が心の中で抱えた悩みを解決する手段がないままになります。
また、寂しさという感情もかなり浮かび上がってくると思っておいて良いでしょう。
夫婦が日常的なコミュニケーションを怠ると、共有する喜びや悲しみが減り、寂しさというネガティブな感情が心の中に広がります。
特に特別な瞬間や困難な状況で支え合えないと感じると、寂しさが一層強くなってしまいますよ。
寂しさは、感情的な結びつきの不足やパートナーとの疎遠感を象徴しています。
これが長期間続くと、夫婦関係が冷えきり、修復が難しくなることがあります。
我慢とストレス
感情や考えを言葉にせずに我慢することは、夫婦双方にとってストレスの原因となります。
コミュニケーションの不足が続くと、感情や考えを抑えることが増えます。
不快な感情や不満を我慢し、口に出さないことで、関係の緊張状態が生じやすくなるのです。
我慢が続くと、自分の考え方や価値観が抑圧されることになります。
自分の本音を言えない状態では、夫婦関係を良好に発展させることは難しいものですよね。
長期間にわたり我慢を重ねると、ストレスが蓄積されていきます。
このストレスが身体的な健康に影響を与え、不眠や頭痛といった体の不調が現れる恐れが考えられるでしょう。
子供への影響
夫婦関係において会話が不足すると、その影響は子供たちにも及んでしまいます。
父母が会話をしない。
そんな不安定な家庭環境に置かれた子供たちは、心の健康を損ねてしまう恐れがあるのです。
夫婦の関係が冷え込むと、子供たちは安定感を失い、不安や混乱を感じやすくなります。
親同士の関係が安定していないと、子供たちは将来の家庭や愛情に対する信頼感を形成しにくくなる恐れがあるでしょう。
また、子供たちの行動にも変化が生じることがあります。
問題行動や反抗的な態度が現れ、学業や対人関係への影響が出る場合が考えられます。
離婚に気持ちが傾く
夫婦関係において、会話の不足が続くと離婚への気持ちが芽生えることがあります。
この段階に達すると、関係の修復が難しくなり、悩みや不満が積み重なることで離婚が現実の選択肢となる可能性が高まってしまうでしょう。
会話をしないということは、問題解決が先送りされ、お互いの感情が混じり合うことがないということ。
コミュニケーション不足によって、様々な問題や不満が解決されずに残ります。
これらの未解決の問題が積み重なると、夫婦双方が不安や不満を抱え、関係が悪化する要因となってしまいます。
お互いの思いや願望が理解されないまま、いびつな関係が進行すると、離婚への気持ちが芽生えやすくなるのです。
自分だけで悩むのは悪手
夫婦間のコミュニケーション不足が続くと、一方が悩みや問題を一人で抱え込むことがあります。
しかし、これは関係の健全な発展を妨げ、最終的には離婚の原因となることがあります。
感情や考えを共有せずにいると、お互いに理解し合えず距離が広がり、問題が積み重なっていくばかりだからです。
悩みや問題を相手に打ち明けたり、相手に対する期待や願望を明確に伝えることが重要です。
しかし、それが難しいから会話のない夫婦となってしまっているのですよね。
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会話の不足がもたらす夫婦関係の行く末
会話のない夫婦の離婚率というのは、日々コミュニケーションを大事にしている夫婦と比べて、離婚率が上昇してしまうということはハッキリしています。
どれだけ体面を取り繕ったとしても、家庭環境のバランスが悪い状態が続いてしまっていると、未来に良い影響を与えるということは難しいかもしれません。
会話不足の夫婦が辿る道というのはどういうものなのか、気になるのは当然です。
この項目で、あらゆる可能性を丁寧にお伝えしていきます。
仮面夫婦として関係を続ける
夫婦関係において会話の不足が深刻な問題となると、一部の夫婦は仮面夫婦として関係を続けることがあります。
これは外部には平穏な夫婦のように見えても、内面では本音を隠し、心の距離が広がっている状態を指します。
外で誰かと一緒にいるときは、円満な夫婦を演じることになるのが仮面夫婦の特徴です。
しかし、外でにこやかな雰囲気をどれだけ醸し出していたとしても、内面の満足感や幸福感は必ずしも一致しないことがあります。
不倫や浮気のリスク
夫婦関係において会話が不足すると、不倫や浮気のリスクが高まります。
この状態になると、関係の破綻や離婚の原因となり得ます。
会話のない夫婦は、コミュニケーション不足からくる不安や寂しさを感じることがあります。
この感情を補完しようと、外部で新たな関係を求めるケースが見られるのです。
配偶者以外の異性との関係は、新たな刺激や興奮をもたらす可能性があります。
特に、夫婦がお互いに感じていた会話不足のストレスや不満を解消する手段として、別の異性への関心が高まる恐れがあるでしょう。
不倫・浮気が発覚すれば、夫婦間の信頼は壊れることがほとんどです。
関係を修復するのが難しく、信頼を回復するには時間と努力が必要となります。
一緒にいる意味がなくなり老後に離婚
夫婦がお互いに対話を避け続けると、共通の目標や意義が見出せなくなり、老後に向けての未来が描けなくなる可能性があります。
会話不足が続くと、お互いの将来の展望や価値観の不一致が明らかになる場合があります。
コミュニケーションが不足すると、お互いの夢や目標に理解がなくなり、一緒にいることの意味が薄れてしまうのです。
また、子供を介して何とか夫婦関係を成立させていた場合は、子供が独立した途端、一緒にいる理由が見失われ、空虚感が広がる可能性があります。
⇒夫婦の会話なしで一緒にいる意味はあるのか?行く末が不安な時の対処法
会話を増やすための効果的な方法
会話がない状態が長く続いてしまうと、夫婦関係に深刻なダメージを与えてしまうというのは、これまでの項目でお伝えしてきました。
せっかくご縁があって結ばれた夫婦なのですから、関係を改善したいと思うのはごく自然のことであると言えます。
そこでこの項目では、会話のない夫婦が、少しでも会話を増やすための方法についてご紹介していきます。
少しずつでも夫婦関係を改善していけるよう、取り入れられそうな方法をできる限りチャレンジしてみてくださいね。
2人きりの時間の確保
忙しい生活の中で、2人きりの時間を作ることが大切です。これにより、深い会話が生まれやすくなります。
2人きりの時間を確保する方法としては、定期的なデートの予定を設定するのが有効です。
外出先やレストランにて、2人きりの時間を楽しむことができます。
また、共通の趣味を見つけて一緒に楽しむのも良いでしょう。
「忙しいから、一緒に出かけるのは難しい」ということであれば、週初めにお互いの予定を確認し、共通の空き時間を見つけて2人きりの時間を作るようにしてみるのをおすすめします。
感謝とあいさつ
日常の中で感謝の気持ちや基本的なあいさつを大切にし、お互いに思いやりを持つことが重要です。
これらの行為を通じて、お互いへの尊重や愛情を示し、関係を深めることができます。
まずは、朝晩のあいさつから始めてみましょう。
朝晩のあいさつは、日常生活の中での重要なポイントと言っても過言ではありません。
そして、ちょっとしたことへの感謝の言葉。
感謝の表現は、お互いの日常生活における善意や努力を認識することから始まります。
日々の小さな行為に感謝の意を示し、相手がしてくれたことに気づくことが大切です。
相手の趣味や関心に共感・理解を示す
相手の興味や趣味に共感し、理解を示すことで、共通の話題が増えてコミュニケーションが深まります。
相手の選択や好みに敬意を払い、自己表現を尊重してみましょう。
相手の趣味や関心や理解を示すことで、新たな共通の趣味や活動を見つけるきっかけとなります。
一緒に楽しめる趣味を持つことができる場合がありますよ。
たとえ「自分にはちょっと合わない趣味だ」と思ったとしても、興味がないからと相手の話を適当に聞いたり、面倒くさいと言いたげな言動・行動を取るのは避けるのが得策です。
日常の些細なことから会話のネタを見つける
日常の中の些細なできごとから会話のネタを見つけ、共有してみてください。
関係がリラックスした雰囲気になりますよ。
たとえば、1日の出来事を共有してみたり、面白いエピソードを話してみたり。
共通の趣味や気になることがあるようであれば、それを話しのネタにするのも良いでしょう。
話をする場所選びも重要です。相手がリラックスしたタイミングで話ができるように、食事の時間や寝る前の時間などに話を持ちかけてみてください。
自分自身が話すのではなく、相手に問いかけてみて相手の話を聞く側になるのも良いでしょう。
昔話や思い出話
夫婦関係を深め、感情の結びつきを強化するためには、昔話や思い出話を共有することが効果的です。
過去の出来事や共有した経験を振り返り、お互いの歴史を共有することで、夫婦の絆を深めることができます。
2人が出会ったときのことや結婚前の出来事。
結婚式や記念日など、特別なイベントにまつわる思い出話を共有し、その瞬間の感動や喜びを振り返るのも良いでしょう。
昔の写真や思い出のアイテムを見返すことで、具体的な出来事を振り返りやすくなりますよ。
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会話のない夫婦の離婚率のまとめ
会話のない夫婦の離婚率は、会話がある夫婦に比べると高いということがおわかりいただけたでしょうか。
しかし、会話のない状況を打破することは離婚を回避するために大切なことです。
自分でできるコミュニケーション改善方法を試したり、プロのカウンセラーに相談したりして状況改善をはかりましょう。
その場合は、自分たちだけで問題を解決しようと必死になるのではなく、「エキサイト」などのオンライン相談にてその道のプロに話を聞いてもらうのも良いですよ。
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