浦島太郎の教訓ってなに?
小さい頃誰もが聞いたことのあるお馴染みの昔話ですよね。
さて皆さんは浦島太郎の教訓の意味をご存知ですか?
慣れ親しんだお話でも教訓の意味がわからない人も多いと思います。
この記事では浦島太郎を知らない人へ登場人物の紹介やあらすじ、教訓の意味について詳しく解説していきます!
- 浦島太郎の本当のあらすじ
- 浦島太郎の教訓からわかること
- 浦島太郎の教訓は現代でも生きる?
浦島太郎を知らない人へ登場人物を紹介
浦島太郎の話は多くの人は小さい頃に一度は聞いたことのあるお話ですよね?
しかし、浦島太郎の教訓は何?と聞かれたらわからないと答える方が大半だと思います。
私も浦島太郎の教訓について調べたのですが、ラストシーンは驚きの連続でした。
浦島太郎の本当の結末をしれば読者の皆さんもきっと驚くはず!
浦島太郎で最も重要な人物は、当然ですが浦島太郎、亀、乙姫です。
人物の他にもポイントとなるのは「玉手箱」になります。
物語のあらすじに入る前に浦島太郎に出てくる人物をご紹介します。
浦島太郎
浦島太郎は小さな漁村に住んでいました。
浦島太郎は、心が優しい性格で海岸で子どもたちにいじめられている亀を助ける優しい人物です。
年老いた両親と一緒に暮らし、暮らしぶりは質素な生活をしていたと伝えられています。
浦島太郎の作者は不明で、本当に彼が存在していたかはわかりませんが、丹波半島に浦島太郎に関する地名や伝説が残っています。
明治時代になってから、浦島太郎の人物像が決定したと言われています。
明治時代の浦島太郎のお話もおもしろいので、興味がある方は調べてみてください。
亀
竜宮城に住んでいる亀。
浜辺に上がったところ子供たちにいじめられていましたが、浦島太郎に助けられました。
助けられた亀は浦島太郎にお礼を言い、浦島太郎を背中に乗せて竜宮城まで案内します。
亀はいじめられていたというのが、私たちが聞かされている亀のお話ですが、原文には亀がいじめられていたという記述は存在しません。
江戸時代に入ってから、物語が着色されたそうです。
当時の亀は食糧で子どもたちは生きるために亀を採っていたのではないかという解釈もあります。
乙姫
竜宮城に住んでいる美しいお姫様。
亀に連れられてきた浦島太郎を歓迎し、彼をもてなします。
乙姫のモデルは豊玉姫(トヨタナビメ)と言われており、海の神の娘と言われています。
乙姫は、仲間が親切にされたりすると竜宮城に招待したり、お礼に宝物くれる慈悲深い性格の持ち主だったかもしれません。
乙姫の人物像についてもわかっていないことが多く、現在乙姫のイメージは江戸時代に形成されたと言われています。
乙姫が最後に玉手箱を渡した理由は複数あり、謎に包まれています。
浦島太郎の内容がわからない人へあらすじを紹介
ここまでは登場人物についてサクッと紹介させていただきました。
ここでは浦島太郎の内容がわからない人へあらすじを紹介します。
あらすじを知り興味を持ったらぜひ書籍を読んでみてはどうでしょうか。
簡単なあらすじと詳しく知りたい人へ詳細なあらすじまで紹介しますので、読んだことがない人にとってもすぐに語られる内容になっております。
浦島太郎の物語は浦島太郎伝説が原話とされています。
万葉集や日本書紀に浦島太郎伝説の記述が残り、現代まで脈々と伝えられてきました。
一般的なストーリーを紹介しますが、浦島太郎についてもっと知りたい方は、調べてみてください。
浦島太郎の本当の物語が読めます。
浦島太郎の簡単なあらすじ
海辺の近くに住んでいた青年、浦島太郎はある日浜辺で子供達にいじめられている海亀と遭遇します。
心優しい浦島太郎は子供たちから海亀を引き離し助けてあげます。
助けてもらった亀は心から喜び感謝し、お礼がしたいと申し出ます。
海亀の住処である海の深い底にある竜宮城へ行くことにしました。
竜宮城では美しい姫、乙姫にもてなされ豪華なご馳走や音楽と共に楽しい日々を過ごします。
心から思う存分楽しみ、そろそろ浦島太郎の住処海辺に帰ろうとした時乙姫から「決して開けてはいけない」と言われ玉手箱を渡されました。
不思議に思いながら受け取り海辺にある住処に戻ると異変に気づきます。
竜宮城で遊んでいた期間地上では長い年月が過ぎており、住んでいた家もなくなり母親は一人寂しく亡くなったことを知らされます。
浦島太郎は自暴自棄になり開けてはいけないと言われていた玉手箱に手を出します。
玉手箱を開けると中から煙が出てきて煙が浦島太郎を包み、浦島太郎は青年からお爺さんの姿になってしまいました。
浦島太郎状態とはどういう状態?
ここでは浦島太郎状態について解説していきます。
浦島太郎状態とは自分だけが過去に取り残されてしまった状況に対して使われる言葉です。
浦島太郎が竜宮城から帰ってきた時に知っている人が誰もいなかった場面をもとに、この言葉が生まれたわけです。
浦島太郎はタイムパラドックスを体験した最初の人物かもしれません。
自分が乙姫から玉手箱を貰って開けるのか開けないのか考えるだけでも面白いと思います。
浦島太郎が玉手箱を空けてからのその後は、絵本では記載されていないことが多いですが、浦島太郎伝説ではしっかりとその後が書かれています。
浦島太郎の本当の話が読んでみたいという方は、検索してみてください。
浦島太郎の教訓の意味がわからない!本当に伝えたいこととは?
浦島太郎のあらすじはわかったと思います。
しかし浦島太郎から得られる教訓は何?本当に伝えたいことは何なんだろうと気になる人も多いと思います。
このお話にはどのような教訓があるのでしょうか?
一般的に3つほどあげさせていただきます。
- 良いことをしたら自分に返ってくる
- 約束を守ることの大切さ
- 目先の快楽に溺れてはいけない
良いことをしたら自分に返ってくる
物語では浜辺で子供たちに虐めれていた亀を助けた浦島太郎はその後竜宮城で盛大なおもてなしを受けました。
誰かのためにしたことが、いつか自分に返ってくるという意味です。
現代では返報性の原理が当てはまりますよね。
良いことも悪いことも巡りめぐって、自分に返ってきますので、人が喜ぶことを実践するがいいかもしれません。
人から何かをされると返したくなるものです。
相手と良好な関係を築くことができる可能性があるので、どんどん試してみてください。
約束を守る大切さ
浦島太郎は竜宮城へ歓迎されてから、竜宮城で楽しくすごし乙姫と共に良好な関係を築いていました。
しかし浦島太郎は決して開けてはいけないと乙姫と約束した玉手箱を開けてしまいます。
このことは約束を破ると罰を受けるというメッセージとも読み取れるのです。
浦島太郎が玉手箱を開けお爺さんになってしまったのも約束を破ってしまった「罰」かもしれません。
現代においても、約束を破ると人からの信用を失います。
失った信用の回復には良好な関係構築の倍かかると言われているので、小さな約束から大きな約束まで守るようにしましょう。
目先の快楽に溺れてはいけない
竜宮城で楽しい生活を送れた日々は幸せだけれども墜落した時間でした。
漁師である浦島太郎は働きもせず母親を思い出すのにも時間がかかってしまいました。
ようやく思い出して陸に戻った頃には知っている人が誰もいないという現実を突きつけられます。
そして玉手箱を開けることによって贅沢な日々を送った報いを受けたと言えるでしょう。
現代は目先の快楽だらけです。
楽をしようと思えば、すぐにできてしまう環境なので目先の快楽に溺れず、目標を立て、長期的な視点を持ちましょう。
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浦島太郎の教訓についてのまとめ
いかがだったでしょうか。
慣れしたんだお話でも教訓の意味がわからない人も多いと思います。
この記事では読んだことのない人に簡単なあらすじを紹介させていただきました。
浦島太郎伝説に興味が沸いた方は、是非江戸時代より前の浦島太郎について触れてみてください。
このお話で本当に伝えたかったことは約束を守る大切さや目先の快楽に溺れてはいけないことなど日常生活にでもつながるようなことを教えられましたね。
浦島太郎を読み直したりして、一度自分を見直してみてはどうでしょうか。
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