日々の生活の中で時折、自分の気持ちが分からないと感じることは誰にでもあります。
人生において物事を選択することは、必要不可欠なプロセスです。
しかし忙しく情報過多の現代、色々な事を考えすぎて自分の気持ちを見失ってしまいがちですよね。
私は本当はどうしたいんだろう？
なぜ考えがまとまらないの？
そんな不安が募り、焦ることでさらに混乱してしまうかも知れません。
自分の気持ちを理解することは、とても重要なことです。
本記事では、自分の気持ちが分からない原因や対処法についてご紹介しています。
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自分の気持ちが分からない原因
真剣に考えてもなぜか答えが出せない・・・。
大事なことも自分で決められないと情けないようなモヤモヤした気持ちになりますよね。
自分の気持ちが分からなくなる原因は様々な要素が関係している可能性があります。
その人の性格や置かれた環境、さらには心因性のものなど個々の状況によって異なります。
ここからは、主な原因をいくつか挙げて説明しますので、詳しく見ていきましょう。
他人の評価を気にする
周りの意見や批評に対して敏感で、それがそのまま自己評価につながると思い込んでしまっているケースです。
否定されるのが恐くて当たり障りのない言動になったり、いつも相手に合わせてばかりいると自分の気持ちが分からなくなってしまいます。
他人の評価に関心を持つことは自然なことですが、あまり気にし過ぎると自分の価値や自己肯定感が揺らぎやすくなるので注意が必要です。
周りの意見を参考にしつつ、最終的な決断や自己評価は自分で決めることが大切です。
自分に自信がない
過去の失敗や挫折が影響して自信を失っている場合も、自分の気持ちを見失いがちです。
失敗を恐れて迷いが生じ、物事を決断することが出来なくなってしまいます。
またこのような人は自己肯定感が低い傾向にあり、自分の長所や特技を見つけられません。
その結果、何かやりたいことがあっても「自分にはできない」「どうせ何をやっても駄目だ」と自分の本当の気持ちに蓋をしてしまうことも。
自分自身を客観的に見つめなおし、認めることが自信を高める一歩になります。
多忙で時間がない
長時間の仕事や多忙なスケジュールで、休息をとれていない場合も要注意です。
日々、時間ややらなければならない事に追われていると自分の感情に気づきにくくなってしまいます。
限られた時間の中で物事を進めていると、自分の事が後回しになってしまい知らず知らずのうちに自分の気持ちを抑え込んでいるのです。
しなければならない事としたかった事が分からなくなり、混乱していまいます。
忙しい状況であっても、休息時間の確保を習慣づけることはとても重要です。
ストレスや心理的な負担
仕事のプレッシャーや人間関係の問題、経済的な不安など私たちの日常生活にはさまざまなストレスが生じています。
過度なストレスが蓄積すると、気分が落ち込んだりイライラしたりして自分の感情や気持ちを正確に理解することが難しくなります。
また、そのような精神的な不調を放置していると、うつ病や統合失調症などの精神疾患を抱える場合もあります。
まずはストレスの原因に向き合い、軽減方法を探ってみましょう。
場合によっては専門家の支援を受けることも必要です。
→自己肯定感の低い人がめんどくさい理由は？特徴を知って対策しよう
自分の気持ちが分からないと感じる心理
人が何かを決める時は、それまでに培った知識や経験に基づいて判断しています。
自分の気持ちが分からないとは、どのような心理が働いているのでしょうか。
- 失敗したくない気持ちが強い
- 自分の感情に向き合う事に不安を感じる
- 自分の将来に向けた明確な目標が見つからない
常に完璧な自分でありたいと考える完璧主義者は、失敗や欠点を受け入れることが難しいです。
良い結果や成果を出すことに自己価値を感じ、周囲からの評価に依存する傾向があります。
そのため自分が本当にしたいことより、失敗しない選択を優先しがちです。
不快な感情に直面した時、無意識に目をそらしてしまっているケースがあります。
特にプライドが高い人はマイナスな気持ちに向き合うことで、自己評価や他人からの評価に影響する不安が生じるのです。
また、自分自身で感情をコントロールしたり処理する自信が無いために回避している場合もあります。
自分の将来像がなく毎日をなんとなく過ごしていると、ふと自分が分からなくなることがあります。
夢や目標を持っていないと、自分の存在価値を見出すことが出来なくなってしまうのです。
周りと自分を比較して、自己肯定感も低くなってしまう傾向にあります。
自分の本当の気持ちを知る方法
ここまで自分の気持ちが分からない原因について紹介しました。
気持ちにも時間にもゆとりを持つことが大切ですね。
放置すると深刻な問題を抱えることにもなりかねません。
では、具体的にどのようなことが解決策になるのでしょうか？
ここからは自分の本当の気持ちを知るために、実際に効果的な方法をいくつか紹介していきます。
正しい対処法を知り、今のあなたが出来そうなことを探してみてください。
そして、焦らず自分のペースで実践していきましょう。
考えや感情を書き出す
気持ちがモヤモヤするときは、感情を思いつくままに書き出してみましょう。
考える必要はありません。
頭に浮かんだことや気持ちをそのまま文字にするだけで良いのです。
可視化すると、想像以上に客観的に見ることができます。
自分が何に対してどのように悩んでいるのか気持ちの整理ができ、頭の中がクリアになっていくのが分かるでしょう。
また繰り返し行っていくと自分自身の特徴や反応パターンに気付くことができ、今後の対応力の向上に期待できます。
家族や友人に話す
悩みを人に聞いてもらうだけで、自分の内に溜めたネガティブな感情が解放されて気持ちが楽になります。
あなたの性格を熟知した家族や友人であれば、より共感し理解して耳を傾けてくれるでしょう。
ひとりで抱えて考えていると、どうしても考えが偏ったり視野が狭くなりがちです。
一緒に考えて話し合うことで、他人を通して自分を見つめ直すことができるので新たな視点に気付くきっかけになります。
心身を休める時間を作る
自分と向き合うためにリラックスできる時間を作りましょう。
カフェでひとりでゆっくりと過ごしたり、友人とのランチや趣味などの時間を楽しむのも良いでしょう。
仕事や時間に追われてストレスを抱えたまま生活していると、本当の気持ちが置いてけぼりになってしまいます。
また疲労がたまると思考力が低下するので、考えがまとまらなくまります。
一時的に悩みやプレッシャーから離れ心身をリフレッシュすることは、気持ちの整理をするうえでとても効果的です。
心理カウンセリングを受ける
必要に応じて専門家のカウンセリングを受けるというのも方法のひとつです。
自分の気持ちを見失いやすいのは、失感情症やHSPなど生まれ持った気質が影響している場合も少なくありません。
病気ではありませんので、気持ちの処理の仕方の練習やストレスを軽減するリラクゼーション法が一般的に取り入れられます。
注意が必要なのは、精神疾患を患っている場合です。
代表的なものとしては、うつ病や統合失調症があります。
不眠や意欲の低下、不安が強いなど気になる症状が続くのであれば精神科や心療内科を受診することをおすすめします。
主治医の指示のもと、服薬やカウンセリングで治療が行われます。
自分の気持ちが分からないのまとめ
自分の気持ちが分からない原因は人それぞれですが、まずは休息をとることをおすすめします。
ゆっくり過ごしたり気分転換する時間は心身にゆとりを与え、自分に向き合うきっかけになるのでとても重要です。
また自分だけで解決しようとせず、周りの人に頼ることが自分らしさを取り戻す近道になることもあります。
今回紹介した中から、自分に合う対処法を実践してみてくださいね。
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